認知症事例検討会

認知症事例検討会とは、認知症に関するテーマを基に、地域・年代・職種に関係なく、 様々な視点・立場からの意見を交換し、情報を共有する事を目的としています。
認知症者になっても、その人らしく生活していくために、どのような支援が必要か、また、 どのような体制が必要かを既にある資源を上手に活用する事や、その連携システムを構築していく事も 重要視しています。
他施設での認知症ケアを話し合う事で、サービスの根底にある認知症ケアの考え方や、 今後の認知症ケアサービスが何を目指していくかの共通課題にもなっていきます。

内容

今までの事例検討会の内容は
「認知症のBPSD(帰宅願望)対応方法と在宅復帰を視野に入れたネットワークについて」
「環境変化に伴う認知症のBPSD(興奮状態への対処)」
「認知症のBPSD(異食行為)と生活支援の具体策」
「介護保険施設の震災時の状況及び事例発表」
「認知症者家族と施設職員との関係性について」
などを行ってきました。
事例内容により、スーパーバイザーとして、認知症専門医をお招きし、病状を確認した上での 「これからどんな変化が起きるのか」「どういう点が生活上問題になるか」といった、ケアを行う人が 最も知りたい情報をアドバイスして頂いています。
また、事前にアンケートをとり、現在課題となっている、BPSDや生活支援、その他、認知症ケアに限らず、 認知症家族への支援策など、認知症に関する幅広い面での課題について、希望を取り上げて検討会を行っております。

認知症事例検討会ギャラリー